• 8月 13, 2026

体重減少の原因は?受診すべき症状と検査

こんにちは。
やまなか内科・内視鏡クリニックです。

「特にダイエットしていないのに体重が減ってきた」
「食事量は変わっていないのに痩せてきた」

このような意図しない体重減少は、単なる体調の変化だけでなく、身体の中で起きている病気のサインであることがあります。

もちろん、体重が少し減ったからといって必ず病気があるわけではありません。しかし、原因が思い当たらないまま体重減少が続いている場合には、一度原因を調べておくことが大切です。

今回は、体重減少の主な原因、注意したい症状、受診時に行う検査について、わかりやすく解説します。


体重減少の主な原因は?

体重が減る原因は、大きく分けると次の3つがあります。

① 食事量が減っている

食欲が低下したり、胃腸の不調などによって食事量そのものが減ったりすると、体重減少につながります。

例えば、

  • 胃炎・胃潰瘍
  • 逆流性食道炎
  • 胃もたれや吐き気
  • 感染症などによる食欲低下
  • ストレスや精神的な負担
  • 高齢者にみられるフレイル

などが原因になることがあります。

「以前より食べられなくなった」「すぐにお腹いっぱいになる」という変化も、体重減少の原因を探るうえで重要な情報です。


② 栄養を十分に吸収できていない

食事をしていても、消化や吸収がうまくいかないことで体重が減る場合があります。

例えば、

  • 慢性膵炎
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
  • 吸収不良を起こす消化管の病気

などです。

また、胃や大腸などの消化管の病気では、食欲低下や消化器症状などを伴って体重が減少することがあります。

体重減少に加えて、下痢や腹痛、血便、貧血などの症状がある場合には、消化管の病気についても詳しく調べる必要があります。


③ 代謝が増えている

食事量がそれほど減っていないにもかかわらず体重が減る場合、身体がエネルギーを消費する量が増えていることがあります。

代表的なものとして、

  • 甲状腺機能亢進症
  • 糖尿病
  • 慢性感染症
  • がん

などがあります。

特に「よく食べているのに痩せてきた」という場合には、糖尿病や甲状腺の病気なども考える必要があります。


体重減少で注意したい病気

意図しない体重減少が続いている場合、さまざまな病気が原因となっている可能性があります。

特に消化器内科で注意したいのが、胃がんや大腸がんなどの消化管の病気です。

胃がん・胃潰瘍など

食欲低下、胃もたれ、胃痛、吐き気などを伴って体重が減ることがあります。

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)では、食道・胃・十二指腸を直接観察し、胃がんや胃潰瘍などの病気を調べることができます。

当クリニックでも、体重減少や食欲不振は胃カメラを検討する症状の一つとしてご案内しています。

当クリニックの胃カメラについてはこちら

大腸がん・大腸ポリープ・炎症性腸疾患

体重減少に加えて、

  • 血便
  • 便通の変化
  • 便秘や下痢
  • 腹痛
  • 貧血

などがある場合には、大腸の病気についても調べることが重要です。

大腸カメラでは、大腸がんや大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患を直接確認することができます。

当クリニックの大腸カメラについてはこちら

膵臓・肝臓・胆のうの病気

膵臓などの病気でも、食欲低下や腹痛、背中の痛みなどに伴って体重が減少することがあります。

症状や血液検査の結果などに応じて、腹部超音波検査(腹部エコー)やCTなどの画像検査が必要になる場合があります。

糖尿病

糖尿病が進行すると、血糖値が高い状態が続くことで、食事をしていても体重が減少することがあります。

「最近急に痩せてきた」「喉がよく渇く」「尿が増えた」といった症状がある場合には、血糖値やHbA1cなどの検査を行います。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰になると、代謝が亢進して体重が減少することがあります。

体重減少に加えて、

  • 動悸
  • 汗をかきやすい
  • 手が震える
  • 暑がりになった
  • 疲れやすい

などの症状がある場合には、甲状腺機能について血液検査で確認します。


体重減少で病院を受診したほうがよいサイン

体重減少があっても、食事内容を変えた、運動量が増えたなど、明らかな理由がある場合には必ずしも病気とは限りません。

一方で、原因が思い当たらない体重減少が続いている場合には、一度医療機関で相談することをおすすめします。

特に次のような症状を伴う場合は、早めに受診しましょう。

  • 短期間で体重が明らかに減ってきた
  • 食欲がない
  • 食事をするとすぐにお腹いっぱいになる
  • 胃痛や腹痛が続いている
  • 胸やけや吐き気が続いている
  • 便秘や下痢が続いている
  • 血便がある
  • 黒い便が出る
  • 背中や腹部の痛みがある
  • 発熱が続いている
  • 貧血を指摘された
  • 喉が渇く、尿が増えた
  • 動悸や発汗が増えた

こうした症状がある場合には、消化器疾患だけでなく、糖尿病や甲状腺疾患なども含めて原因を調べる必要があります。


体重減少の原因を調べるための検査

体重減少の原因は一つとは限りません。

そのため、症状や年齢、既往歴、体重が減った期間などを確認したうえで、必要な検査を組み合わせて調べていきます。

胃カメラ

胃痛、胃もたれ、吐き気、食欲不振などを伴う場合に検討します。

食道・胃・十二指腸を直接観察することで、胃潰瘍や胃がんなどの病気を調べることができます。

大腸カメラ

血便、便通異常、腹痛、貧血、体重減少などがある場合に検討します。

大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患などを詳しく調べることができます。

腹部エコー

腹部超音波検査では、肝臓・胆のう・膵臓などの状態を確認します。

腹痛などの症状や血液検査の結果に応じて、必要な画像検査を検討します。

血液検査

血液検査では、

  • 貧血
  • 炎症反応
  • 肝機能
  • 腎機能
  • 血糖値・HbA1c
  • 甲状腺機能

などを確認することができます。

必要に応じて追加の検査を行い、体重減少の原因を総合的に調べます。


体重減少が気になったら早めにご相談ください

「最近、少し痩せてきたけど年齢のせいかな」
「食事量は変わっていないのに体重が減っている」

このような変化を感じた場合、必ずしも重大な病気が隠れているとは限りません。

しかし、原因のない体重減少が続いている場合には、一度原因を確認しておくことが大切です。

特に、胃腸症状や便通異常、血便、貧血、腹痛などを伴う場合には、消化器の病気を含めて詳しく調べることをおすすめします。

やまなか内科・内視鏡クリニックでは、内科・消化器内科の診療に加えて、胃カメラ、大腸カメラ、腹部エコーなどの検査にも対応しています。

やまなか内科・内視鏡クリニック 公式サイト

「最近痩せてきた気がする」
「食欲が落ちてきた」
「体重が減っている原因を調べたい」

という方は、お気軽にご相談ください。

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