- 6月 30, 2026
血便が出たら放置しないで!痔だけとは限りません
こんにちは。
やまなか内科・内視鏡クリニックです。
「トイレで便に血がついていた…」
「拭いたら赤い血がついた…」
このような**血便(下血)**は、多くの方が不安になる症状です。
実際には痔が原因であることが多い一方で、大腸ポリープや大腸がんなど、早期発見が重要な病気が隠れていることもあります。
今回は、血便の原因や受診の目安、大腸カメラが必要な理由について分かりやすく解説します。
■ 血便の色で出血している場所がある程度わかります
● 鮮やかな赤い血(鮮血)
肛門に近い場所からの出血が多くみられます。
- 痔(いぼ痔・切れ痔)
- 直腸潰瘍
- 大腸憩室出血
● 黒い便(タール便)
胃や十二指腸など上部消化管からの出血が疑われます。
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃がん
● 赤黒い便・血が混ざった便
大腸から出血している可能性があります。
- 虚血性腸炎
- 感染性腸炎
- 潰瘍性大腸炎
- 大腸がん
■ 血便の原因で最も多いのは痔
血便の約7割は痔が原因といわれています。
しかし、
「痔だと思っていたら大腸ポリープだった」
「痔の出血と思っていたら大腸がんだった」
というケースも決して珍しくありません。
自己判断で放置しないことが大切です。
■ 血便の主な原因
① 痔(いぼ痔・切れ痔)
便秘や硬い便、いきみによって起こります。
ただし、痔があっても他の病気を合併していることがあります。
② 大腸ポリープ
小さなポリープでも便が擦れて出血することがあります。
ポリープの一部は将来的に大腸がんになるため、早期発見・切除が重要です。
③ 大腸がん
初期でも血便だけが唯一の症状ということがあります。
40歳以上の方では特に注意が必要です。
④ 感染性腸炎
細菌やウイルス感染による腸炎で、腹痛や下痢を伴うことが多くあります。
⑤ 潰瘍性大腸炎・クローン病
若い方でも発症する病気で、血便をきっかけに診断されることがあります。
■ 血便があれば大腸カメラがおすすめです
血便の原因を正確に調べるには、大腸全体を観察できる**大腸内視鏡検査(大腸カメラ)**が最も確実です。
大腸カメラでは
- 出血の原因
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 大腸炎
などを詳しく調べることができます。
また、ポリープが見つかった場合は、その場で切除できるケースも多く、将来の大腸がん予防にもつながります。
➡ 当院の大腸カメラについて詳しくはこちら
👉 https://yamanaka-naika-clinic.jp/colonoscopy.html
■ このような方は早めの受診をおすすめします
- 血便を繰り返す
- トイレットペーパーに毎回血が付く
- 腹痛や下痢を伴う
- 40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない
- 痔だと思っていたが改善しない
- 貧血や体重減少がある
■ 便潜血検査が陽性だった方へ
健康診断で便潜血陽性を指摘された場合も、大腸カメラによる精密検査が推奨されています。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
👉 便潜血陽性と言われたら──その意味と内視鏡検査が必要な理由
https://yamanaka-naika-clinic.jp/blog/index.php/2026/05/14/post-40/
■ 当院の大腸内視鏡検査
やまなか内科・内視鏡クリニックでは、
- 鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査
- 富士フイルム社の最新内視鏡システム
- 日帰り大腸ポリープ切除
- 胃カメラとの同日検査
- 完全個室での院内下剤
- 土曜日の検査にも対応
しており、初めての方でも安心して検査を受けていただけます。
■ まとめ
血便は「痔だから大丈夫」と自己判断してしまいがちな症状ですが、重大な病気のサインであることも少なくありません。
一度でも血便があった方や、便潜血検査で陽性を指摘された方は、原因をはっきりさせるためにも大腸カメラをご検討ください。
気になる症状がありましたら、お気軽にやまなか内科・内視鏡クリニックまでご相談ください。